東側でひっそりと暮らしてます

こんにちは。ブログを読むのが大好きな主婦です。働きながらの年子育児ことなど、日々のことを書いていこうと思います。

旅立ちのこと

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実家で飼っていた犬が天国に旅立ちました。

19歳のお誕生日を迎えられたことにホッとしていた矢先の出来事でした。

 

腰骨のところに褥瘡ができたと聞いて、急いで会いに行ったのが先週末。

あんまり触るのも身体に負担になるだろうと、少しだけ触って、寝ている姿を眺めていました。

もうすぐ緊急事態宣言も終わるし、大人はみんなワクチンを打ってるから

もう少し長居して、一緒に過ごしたい。

そんなことを想っていたのに、結局叶いませんでした。

 

私が中学生の頃に家族になったので、人生の半分以上のお付き合いです。

先代のワンコ(こちらは私が産まれる前からいた。兄貴分)は聡明で絶対に吠えない、噛まないタイプだったのですが、

その子とは違い、吠える走り回るし媚びないワンコでした。

飼い主家族もあまり顔や、お腹は触らせてもらえなかった

 

大学生活、そして結婚してからは家を出てしまったので一緒に過ごせる時間は減ってしまい

何よりこのコロナ禍でなかなか会えず

携帯のフォルダを見返して見ると、1番最後にお散歩したのは1年以上前でした

確か、この時は次女🧒🏻がどうしてもお散歩したい!と言って実現したような気がする。。。

 

 

実家の庭を誇らしそうな顔で駆けずり回っていた姿

 

里帰りの時に、夫が家に入ろうとするとたくさん吠えて中に入らせなかったり 笑

 

いつもはグイグイと引っ張っていくスタイルのお散歩なのに

私がお腹が大きい時は少し気を使ってこちらを見ながらゆっくり歩いてくれたり

 

子どもたち👯‍♀️がリードを持つと『しょうがないなぁ』と諦めたような表情をしたり

 

想い出がたくさんありすぎます。

 

『その日』は珍しく夫の帰りが遅かったのだけど、旅立ったことを伝えると実家まで車を走らせてくれたので

まだ温かい身体を思いっきり触ることができました。

いつもなら怒って触らせてくれない、耳や鼻、あごの下、お腹、肉球、しっぽもたくさん撫でました。多分初めて触ったんじゃないかなと思います。

 

 

 

仕事柄『死』とは遠くない距離感ですが

それでも、家族の死は想像を超えた哀しみがあります。

心に穴がポッカリ、ではなくて

四肢と上半身、下半身全部がバラバラになったような

自分の拠り所がどこにもないような、今まで体験したことのない感情です。

 

あと、身体は正直で

どんなに頑張っても2ヶ月まったく減らなかった(むしろ増えていた)体重が

わずか1晩で1.6kgも減ったりこんなに急に減るのは水分だと思うので、すぐ元に戻ると思いますが

 

人生で初めて、アシクロビル軟膏のお世話になったり

ちょっとピリついたので、もしや!と思いすぐ皮膚科に行きました。初期対応が大事!!!膀胱炎の時に学びました(*_*)

 

 

毎日、気を張ってないと今にも哀しみの波にのまれてしまいそうですが

それでもなんとか仕事したり、日々過ごしています。夕方になって楽しそうにお散歩しているワンコちゃんたちを見かけると、まだ涙がでそうです。

いつまでも彼のことを忘れることはないけれど、

今はただこの哀しみの大波が過ぎて行ってくれるのを待つばかりです。こればかりは、日薬だと思います。

次に実家に帰る時にはもう居ないんだと思うと信じられません。実感がまったくないです。

 

もう少し時間はかかりそうですが、また楽しく家族でお話できる日が来るといいなと思っています。